労働組合の役薦・役選

 まだ熱は引かないのだが、昨日は欠席するわけに行かない重要会議があったので、熱に浮かされた頭のまま、書記局に出勤した。
 重要会議とは、役薦がテーマ。「役薦=役員推薦」、場合によっては「役選=役員選考」のことで、平たく言えば労働組合の委員長や書記長など、役員の人事問題ということになる。
 新聞労連の専従役員は現在、委員長、書記長、副委員長が東京の書記局に1人ずつ、大阪に副委員長が1人の計4人態勢となっている。任期は在京組が2年、大阪は1年。これは、産別労働組合としてはかなり珍しいと思う。どこの産別でも委員長、書記長クラスは、企業籍を切ったいわゆる「プロ専」の活動家が5年、10年と務めることが多い。しかし、新聞労連は律義に、2年ごとに交代している。
 律義に2年ごとに交代、といっても、なかなか容易ではない。かつては委員長、書記長は在京の大手紙労組を中心にローテーションを組んだが、新聞社の合理化による組合員数の減少、職場の繁忙度の激化などから、今やどこの在京労組も、おいそれと職場に欠員が生じる専従者選出を引き受けるわけには行かなくなっている。地方紙労組からも、積極的な人材登用を求めなければ間に合わなくなっている。
 今や、新聞労連にとって役薦活動は年間を通じた重要活動のひとつになり、そこに割かれるエネルギーもバカにならないが、それでもメリットのひとつは、決して「ボス支配」の構造にはならないことだ。「プロ専」が長くポストを独占しているケースでは、そういうことも起こりうる。ものごとが決まるのはボスの一声。決して職場からの議論の積み重ねではない。新聞労連の良さのひとつは、決してそんな風にはならない、なりえないことだ。
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by news-worker | 2005-07-02 08:01 | 労働組合  

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