続 譲れない一線 追記

 労働組合は憲法28条で保障された労働者の権利だ。しかし、権利はそれ自体だけで当然に守られるわけではない。憲法12条は、憲法が保障する自由や権利は、国民の不断の努力で保持しなければならないこと、乱用してはならないこと、公共の福祉のために利用する責任を負うことを説いている。
 新聞産業に限らず、既存の労働組合が特権勢力として批判を浴びているとしたら、このことを忘れていた、気付いていなかったからではないかと思う。
 昨年のプロ野球選手会のストライキを想い起こす。労組としての選手会が掲げた目的意識は明確だった。プロ野球のあり方をオーナーの間だけで決めてしまうことへの異議申し立てだった。そこが大きな共感を呼んだ理由だと思う。
 権利を守ることの努力とは、今の社会経済情勢に即していえば、その権利を当然享受していなければならないのに、そうなっていない人たちの間へどうやって広げていくか、ということでもある。賃金や労働条件などの既得権を守ることだけではない。
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by news-worker | 2005-09-17 07:14 | 全下野新聞労組の闘争  

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