春闘で「東京総行動」

 13、14の両日は、新聞労連と新聞労連東京地連が「東京総行動」を共催した。例年、春闘のこの時期に合わせて、全国の新聞社の労働組合から代表が上京し、在京の新聞社労組の組合員とともに、時々のテーマに即して学習会や関係省庁への申し入れを行う。30年以上の歴史があると聞いたことがある。
 ことしは、初日の学習会のメインテーマは「共謀罪」。講師に招いた弁護士に、いかに共謀罪が危険か、みっちり話をしてもらった。2日目の14日は、ちょっと早起きして霞が関の官庁街に集合。日本マスコミ文化情報労組会議(略称MIC、わたしが議長を務めている)が作成した「憲法改悪反対」「共謀罪反対、言論・表現の自由を守れ」「日米の軍事一体化反対」を訴えるリーフレットを、街頭で配布した。その後、班ごとに分かれ、共謀罪関連法案の廃案を求める要請書を法務省に提出したり、新聞販売をめぐる独禁法上の「特殊指定」見直し問題で公取委に意見交換に出向いたりと、申し入れ行動を行った。

 新聞労連がかつて総評に加盟していたころ、1980年代まで、新聞産業は今からは想像がつかないくらいの成長産業だった。新聞労連は春闘の先陣を切って賃上げ回答を引き出し、後に続く他産業の労使交渉に弾みをつける、いわば「切り込み隊」の役割を担っていたという。そのころの新聞労連の東京総行動では、春闘の最前線でがんばる在京の各労組を、全国から集まったオルグ団が順に訪ね、激励して回ったという。
 そうやって、産業内でも、産業を超えても、働く者の団結が実感できる時代、みんなで力を合わせて生活を向上させていくことができた時代だったのかもしれない。
 時代は変わり、労働運動もかつてとは様変わりした。契約社員や派遣社員など、雇用形態、働き方も多様化している。しかし、労働組合はそれ自体が時代を超えた働く者の「権利」だし、働く者の「共通言語」でもあると思う。
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by news-worker | 2006-03-15 22:03 | 労働組合  

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