だれもが通ってきた道

 昨年、新聞労連の「就職フォーラム」を経て、今春、新聞社や放送局に入社した新人たちから、ぽつぽつと「配属先が決まりました」との連絡が入ってきている。早く現場に出て働きたい、と希望に燃えているさまが伝わってくる。
 振り返れば、わたしもそうだった。いかに自分が知らないことが、この社会にはたくさんあるか。一つでも、ふたつでも、自分自身の手で社会に伝えていきたい…。
 そしてまた、20数年の自分の記者生活を振り返ってみる。いったい、いかほどの仕事を自分はしてきたのかと。来年の今ごろは、自分は何をしているのだろうかと。気が付けば40代半ば。「人生の残り時間」などという言葉が頭に浮かんだりする。
 記者の仕事はどこまで行っても、「人と会う」こと。「人の話を聞く」こと。記者生活は始まったばかり。たくさん人に会い、たくさんのことを知ってほしい。それを伝えてほしい。人との出会いを大切にしてほしい。一生の付き合いになる人もいるはずだ。

 かたや今、新聞記者を目指して就職活動真っ只中の学生たちからも便りが来る。焦ることはない。今、君たちが感じている不安な気持ちは、わたしを含めて先輩たちがみな抱いてきたことだ。じっくり行こう。
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by news-worker | 2006-04-16 23:16 | 身辺雑事  

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