共謀罪の東京新聞記事~審議を継続して報道すべきだ

 23日付の東京新聞朝刊は、共謀罪新設関連法案の審議入りを受けて、あらためて問題点を指摘、解説する記事を社会面に大きく掲載している。
 メインの見出しは「知らぬ間に共謀罪」。共謀罪がどんなものなのか、周知されないまま強行採決されかねない今の状況というか、雰囲気をピタリと言い表した見出しだと思う。同紙のサイトには掲載していないので、見出しを順に紹介すると「審議紛糾 消えぬ問題点」「刑法体系を覆す」「対象犯罪は多岐」「『密告社会』の到来」「市民団体の萎縮」と続き、日弁連の反論を紹介する「適用範囲限定を」の別記事と「共謀罪」の用語解説、「共謀罪の適用事例」の一覧表付き。

 新聞には「一度書いたことは書かない」という習い性がある。そのせいか、他紙には23日付の紙面で共謀罪をめぐる動きを大きく取り上げた紙面はないようだ。共謀罪は一般にはまだまだ知られていない。何度でも繰り返し書くべきだし、とりわけ週明けからは継続して報道してほしい。日本社会が本格的に監視・密告社会へ進み、その先の戦争社会、戦時国家へと回帰していく大きな転換点になるかもしれないからだ。

 共謀罪に関して読みやすくまとめられた新聞社サイトの過去記事をいくつかご紹介。
 東京新聞「政府が執着『共謀罪』とは」(3月31日)
 毎日新聞「新設審議ヤマ場『内心の処罰』で攻防」(4月3日)
 毎日新聞「衆院法務委で審議が紛糾、どこが問題か」(4月21日)
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by news-worker | 2006-04-23 10:02 | 平和・憲法~共謀罪  

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