2005年 12月 06日 ( 2 )

 

はや春闘準備

 各労働組合では、年末一時金などの秋年末闘争が終わったばかりだが、産別組合の本部では、早くも06年春闘の準備が本格化している。新聞労連でも、加盟組合の書記長や賃金対策の責任者に参加してもらう春闘討論集会を来週13-14日に行う。目下、その場に提案する春闘方針案の原案作りに追われている。
 個人的には、06春闘での労働組合の課題は「格差拡大社会にどう歯止めをかけるか」ではないかと考えている。「勝ち組」「負け組」が流行語として定着したご時勢。労働組合は権益にしがみつくのではなく、働く者の権利の拡大を通じて、格差の広がりに歯止めをかけなければならない。賃上げ、ベアを勝ち取ることはもちろん重要だが、その交渉主体である「労働組合」という権利を、どう未組織の労働者に広げていくかもまた既存の労働組合に問われている。そのことを春闘方針案にどういう表現で盛り込んでいくか、目下格闘中だ。
[PR]

by news-worker | 2005-12-06 23:56 | 身辺雑事  

鎌田慧さんの講演から~全下野新聞労組争議

 少し間があいてしまったが、11月28日に宇都宮市で新聞労連と全下野新聞労働組合が共催した市民集会・シンポジウムについて報告したい。
 そもそもは下野新聞社の経営側がことし5月、印刷部門の別会社化と、当該職場の社員に対し別会社への転籍を求める提案を労組に示したのが発端。労組が計画の白紙撤回を求めているにもかかわらず、会社側が印刷新会社のプロパー社員採用手続きを強行するに及んで、組合は11月8日、宇都宮地裁に別会社化計画の差し止めなどを求めて仮処分を申請し、争議入りした。
 11月28日のシンポは、この闘争・争議の意義を広く栃木県民・読者にも知ってもらい地方紙のあり方をともに考えたい、との発想で企画した。
 基調講演をお願いしたのは、自ら労働現場に身を置いた数々の力作を世に問うてきたルポライターの鎌田慧さん。「地方紙の研究」という著書もある。内容の濃い1時間の講演だったが、何点か印象に残った点を紹介する(テープ起こしではなく、わたしの手元のメモからなので、あくまでも鎌田さんのお話の要旨であることを了解いただきたい)。

続きを読む
[PR]

by news-worker | 2005-12-06 02:20 | 全下野新聞労組の闘争