2006年 05月 02日 ( 1 )

 

共謀罪の報道が依然少ないことについて

 先週の金曜日(4月28日)、共謀罪の衆院法務委員会での強行採決が水際で阻止されたというのに、連休に入ってからもメディアの共謀罪の報道は総体として見ると少ない。
 そうしたメディアの報道ぶりについて、ブログ「雑談日記(徒然なるままに、。)」の管理人SOBAさんからいただいたTB経由で、ヘンリー・オーツさんがご自分のブログで、各政党とメディアのサイトを検索して、共謀罪の扱いの状況を一覧表にされているのを知った。ご紹介したい(こちら)。新聞社サイトは一定期間が経つと記事リンクを切ることが多いので、一概に比較はできないと思うが、それでも朝日新聞の記事の少なさは、日々の紙面を見ていても歴然としている。

 SOBAさんはエントリーの中で、マスコミを批判するだけでなく、ほめることも含めて「批評」することが大事だと述べられた上で「まだまだマスコミ批判の舌鋒は不十分で徹底的にやるべきです。そうする中で、良いものをほめる。そしてたとえば、よい新聞は購読数も増える、経営的にもプラスになるというようにマスコミに学習させるべきなのです。批判が激しければ激しいほどほめるほうも生きてくる」と書かれている。
 マスコミの内側にいる人間として、わたしも批判を浴びるのは正直つらいが、しかし批判がなければ前に進むこともできない。批判は批判として正面から受け止めなければならない。その後に、評価に耐えうる報道をできるかどうか、わたしたちは問われている。SOBAさんの指摘にわたしは同意する。

 2日付けの朝刊各紙は在日米軍基地再編の日米最終合意に大きなスペースを割いているが、そうした紙面づくりの中でも東京新聞は共謀罪について、特報面で見開きの特集記事を掲載した。筆者の市川隆太記者に激励の言葉を送りたい。戦時国家体制では、自由な言論はじゃまでしかない。日米の軍事一体化と共謀罪は必然的にリンクしている。
[PR]

by news-worker | 2006-05-02 10:51 | 平和・憲法~共謀罪