2006年 05月 23日 ( 1 )

 

委員長は契約社員~沖縄・宮古島の地域紙で労組結成

 沖縄県には「県紙」と呼ばれる沖縄タイムス、琉球新報の2紙のほかに、離島で発行されている新聞がいくつかある。そのうちの一つ、宮古島で「宮古毎日新聞」を発行する宮古毎日新聞社の従業員らが21日、労働組合を結成した。わたしも20日に宮古島市に入り、結成大会に出席。きょう22日朝には社長への労組結成通告に同行した。新組合は新聞労連、および新聞労連沖縄地連、沖縄県マスコミ労組協議会(沖縄県内の新聞、放送の労組8者で構成)への加盟を決めている。新聞労連では86番目の加盟組合になる。
 宮古毎日新聞は1955年に創刊。朝刊単独紙で12ページ、約1万6000部を発行している。地域に根ざした地元ニュースに強い。全国ニュースは時事通信の配信を受けている。
 宮古毎日労組は離島の新聞に誕生した労働組合という意味で朗報だが、それ以上に組織方針が極めて画期的、先進的だ。正社員だけでなく契約社員、パート社員のいわゆる非正社員、関連会社のパート社員をも最初から組合員としている。企業別労組としてはまだ圧倒的に少数派だ。正社員と、雇用が不安定な非正社員の〝格差〟をいかに縮め解消するかが労働運動の大きな課題になっている今、宮古毎日労組が最初から「正社員であろうが契約社員、パート社員であろうが、みな同じ職場で働く仲間」との意識を共有して活動をスタートしたことは、大きな意義を持っていると思う。
 もう一点、宮古毎日労組は、役員以外の全従業員を組織対象にしている点も画期的だ。局長も部長も組合員としている。少なくとも新聞労連の加盟組合の中では、初めてのケースではないかと思う。
 実際に、委員長は契約社員の30代前半の記者、書記長は編集局次長兼報道部長の肩書きを持つ記者である。

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by news-worker | 2006-05-23 01:21 | 宮古毎日新聞労組の挑戦