2006年 06月 27日 ( 1 )

 

国会の場でNHKへの政治介入が堂々と

 あるメーリング・リストで知ったのだが、6月15日の参院総務委員会で自民党の柏村武昭議員が日の丸・君が代をめぐり、NHKの番組制作への政治介入に等しい質問を重ねた。既に抗議と発言の撤回を求める動きも起きているのだが、メディアは取り上げていないし一般には知られていないのではないだろうか。
 いかに法制化されているとはいえ、日の丸・君が代をどう考えるかは個人の内心の自由にかかわる話だし、公共放送といえどもメディアがどう報じるかは言論、表現の自由の問題だ。柏村議員の質問を看過することは、NHKのみならずメディア全体にとって自らの首を絞めるのに等しい。今からでも取り上げるべきだ。

 やりとりの録画は、参議院のインターネット中継で見ることができるし、柏村議員のホームぺージにもアップされている(確信犯なのだ)。
 以下はメーリング・リストからの転載。

 以下、柏村議員の質問の流れ(質問開始以降の時刻)です。
 02:55頃 放送終了時に君が代を流さなくなったのはなぜかと追及
 05:30頃 トリノオリンピックで荒川選手が日の丸を身体に巻いてウイニング・ランをした場面を放映しなかったのはなぜかと追及
 06:55頃 日本ダービーの折、ソプラノ歌手が君が代を独唱した場面を放映しなかったのはなぜかと追及 
 08:55頃 去年3月に<国旗・国歌で教師処分・・・・>を放送した「クローズアップ現代」が都教委の規制を強制と断じたのは国歌・国旗について偏見を持たせる番組作りではないかと追及
 11:25頃 「自主自律をいつも強調されている永井副会長さんから、NHKの国歌・国旗に対する明確なご見解を」と永井副会長に答弁を指名
 (永井副会長答弁)「(国旗・国歌が法制化された経緯等をおさらいしたうえで)今いろいろとご指摘ございましたけれども、公共放送として、対立する意見については双方の意見をお出しするということで、公共放送として間違った放送をしているとは考えておりません。」
 (柏村議員)
「では、なぜ〔都教委から〕抗議されたんですか。私は見ていて、非常に偏った放送だと思いました。」
 (永井副会長)
「都教委から抗議されたことは事実でございますが、その一方で、また東京都の指導に対しては現在裁判も行われておりますし、教育現場からの反応ということも私ども放送では取り上げております。その双方をお出しして、あとは視聴者の的確な判断におまちするというところではないかというふうに思っております。」
 (柏村議員)
「・・・・・・これで私は、今副会長がおっしゃったようなもう公平にやっているという考え方は非常に納得できかねます。・・・・・・・やっぱり、国歌・国旗はもう法律までなってて、国の誇りですよ。旗も、歌も。そうすると、やっぱりそれを助長するような責務があるんじゃないでしょうかね、NHKは、公共放送としてはですよ。・・・・・・・・」
[PR]

by news-worker | 2006-06-27 15:07 | メディア