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カテゴリ:新聞業界への就職( 7 )

 

新聞の目線の高さがこんなところにも

 就職活動中の学生たちから聞いて「なるほど」と思うことがある。
 受験した企業の中で新聞社以外の他産業、例えばメーカーでは、選考落ちを連絡してくるところもある。人事部の担当者の応対は至って丁寧だという。ある学生は「『社員としては迎えることはできないが、それでもあなたにはわが社の製品を愛用してほしい』というようなメッセージを感じる」と話している。
 翻って新聞業界はどうか。4月中は大手紙や通信社の選考が続いた。大抵は「○日までに連絡がなかったら、ダメだったと思ってください」で終わりだという。
 「若年層の新聞離れ」が言われて久しく、どこの新聞社でも「読者とともに」と号令を掛けている中で、新聞社側のこうした対応には「それはないんじゃないの」と思う。新聞をつくる側の目線の高さというか、傲慢さというか、読者とのかい離と言ってもいいかもしれないが、そういったことがこんなところにも表れている。
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by news-worker | 2006-04-30 09:33 | 新聞業界への就職  

質問に記者の世界観が問われている

 来春入社する新入社員の選考が本番を迎えている。最近の新聞社の採用試験では、模擬記者会見をやるところがある。採用にかかわる業務を担当したことはないが、「なるほどな」と思う。
 昨年秋や今年2月に、新聞労連が単独で、あるいは他のマスコミ産業労組と共催した就職フォーラムに参加した学生3人がきのうの午後、書記局を訪ねてきてくれた。最近の就職活動の経過報告を聞きながら、話題は模擬記者会見になった。
 「採用の上からは、何がポイントになるんでしょうか」と学生。「どんなシチュエーションかにもよるが、採用側は、君たちがどんな質問をするのか、を見ているのではないかな」と答えた。
 記者会見には、「メディアで取り上げてほしい」と、会見する側が強く欲求を持っている場合と、できれば大きく取り上げてほしくないのだが会見しないわけにはいかなくなった場合、という大きく分けて2つのパターンがある。いずれの場合でも、ニュースとして意味があるかどうかは、どんな質問をするかにも掛かってくる。
 後者の場合、典型的には企業や公的機関の不祥事だろう。この場合、質問はさして難しくない。「ほかに隠していることはないのか」「だれがどういう形で責任を示すのか」など、模擬試験の学生たちでも次々に質問は浮かぶと思う。
 さて、前者の場合。典型的な例は企業の新商品発表がその一つだろうか。「恐らく、会見する側は、いいことずくめの話しかしない。しかし、その中には、ぱっと見ただけでは分からない落とし穴があるかもしれない。新商品が、欠陥商品かもしれない。そういうことを意識しているかどうか、といったところが見られてるんじゃないかなあ」と学生たちには話したが、今ひとつ、ピンと来ていない様子。「記者会見に限った話ではないが、記者の仕事は、目の前にいる人の頭の中にある情報を、取材によって引き出し、社会に伝えること。だから、目の前にいる人が持っているであろう情報のうち、社会にとっては、何の情報がどんな意味を持っているかを考えて質問しなければならない。取材の質問というのは、言い方を変えれば、質問者の社会への向き合い方、世界観が問われる」と説明したが、学生たちの顔には「?」の表情が。

 けさ、学生のうちの一人の日記を見ていたら、昨日のことを書いていた。わたしと会った後、お互いに模擬記者会見の設定を想定して、〝対策会議〟をやったらしい。想定の一つは「ある電機メーカーのドライヤーが発火の原因となる火災が複数件発生。とある新聞社がこの事件を報道して、会社は急遽記者会見」。なかなかリアルだな、と思いつつ読み進む。
 まずは「防げた事故ではなかったのか?」という観点からの質問。不良品情報は報告されていなかったのかとか、不良品情報に基づいて製品の回収や修理の呼びかけなどの措置を取っていたのかなど。次に、コスト削減で生産管理がずさんになっていたのではないか、という観点からの質問。そのうちに「つまり、商品は会社の鏡なんだね」と気付いたことがつづられている。
 学生たちは記者の取材の意味について、少し理解してくれたようだ。
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by news-worker | 2006-04-12 10:33 | 新聞業界への就職  

新聞業界への就職フォーラムが終了

c0070855_1053416.jpg 4日は新聞労連の「新聞業界就職フォーラム」。これから就職活動が本番を迎える学生向けに、新聞記者の仕事をリアルに知ってもらい、就職してみて「こんなはずじゃなかった」と退職する〝ミスマッチ〟を防ぐのに役立ててほしいというのが狙いだ。厳しさも承知の上で「それでも新聞の仕事に就きたい」という意欲にあふれた若者を応援し、わたしたちの仲間に迎えたい。
 フォーラムは朝10時から夕方5時半までびっしりの4部構成。第1部は「大手紙」で、朝日・生活部、毎日・社会部、読売・経済部、日経・産業部、共同通信・外信部の記者5人をパネラーに迎え、日々の仕事ぶりとやりがいなどを話してもらった。第2部は「ブロック紙・地方紙」でパネラーは北海道新聞、東京新聞、下野新聞、琉球新報から、第3部は「スポーツ紙、専門紙」で報知、デイリースポーツ、日刊工業、繊研新聞からパネラーを招いた。
第4部は、昨年のフォーラムに参加し、その後、めでたく新聞社への内定を得て今春、記者になる学生ら3人の座談会。こちらの方は、エントリーシートの書き方や面接などへの具体的なアドバイスが豊富で、これから就職活動の学生たちにはいちばん役に立ったかもしれない。
 学生の参加は約80人。ことしで3回目だが、年々応募者が減っている。新聞が就職先として魅力が低下しつつあるということだろうか。学生にはフォーラム終了後、アンケートもお願いした。おおむね好評。なかには「新聞への志望度」が「大幅に下がった」と記入した学生がいたが「フォーラムは非常に有意義」と書いてくれているから、仕事選びのミスマッチの防止という意味で、役に立ったのだと思う。
 全国紙だけでなく、地方紙や専門紙をきめ細かく紹介した点も好評だったようだ。特に第2部のパネラーの皆さんは、それぞれに話の内容、学生への訴えかけが具体的ではっきりしており、学生たちも感銘を受けた様子だった。
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by news-worker | 2006-02-05 10:55 | 新聞業界への就職  

来月4日、新聞就職フォーラムを開催

 新聞産業への就職を考えている学生の方々へ、新聞労連からの宣伝が1件。新聞労連に出版労連、全印総連、広告労協のマスコミ4労組に民放労連の協力を得て行った「マスコミ産業就職フォーラム」のことは以前にも紹介したが、2月4日(土)に今度は新聞労連が単独で、「新聞業界就職フォーラム2007」を東京で開催する。
 3回目となる今年は①大手全国紙・通信社②ブロック紙、地方紙③スポーツ紙、専門紙-の3つのセッションを準備している。それぞれ現役の記者(労働組合の組合員)4-5人ずつに登壇してもらい、日々の働き方や仕事の魅力、やりがい、あるいは逆につらさも含めて率直に語ってもらおうと思っている。以前のエントリーでも書いたが、仕事選びのミスマッチ防止に役立ててもらいたいということと、厳しさもつらさも分かった上で、それでも新聞で働きたいという意欲にあふれた仲間を職場に迎えたいということが、フォーラムの主な趣旨だ。
 昨年のフォーラム参加者からは、この春に新聞社やNHKに入社する内定者も出ている。彼らからも、後輩たちにメッセージを発してもらおうと思う。

 詳細は新聞労連のサイト内のページhttp://www.shinbunroren.or.jp/forum/(新聞労連ホームページのトップからはアクセスできない)へ行き、そこの「07年度卒学生向け就職フォーラムin東京を開催します」をクリックすると開催要項が出てくる。参加登録もこのページからインターネットで可。参加費1000円(資料代など)、定員120人に達し次第、締め切りとなる。
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by news-worker | 2006-01-14 00:51 | 新聞業界への就職  

マスコミ就職フォーラム

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 きのう27日は、新聞労連、全印総連(印刷産業の組合)、出版労連、広告労協の4団体共催の「就職フォーラム」を開催。これから就職活動を始める大学3年生を中心に、200人以上が参加した。
 マスコミの仕事をリアルに知ってもらい、進路志望を決めるのに役立ててもらうのが狙い。仕事選びのミスマッチを防ぎ、ひいては一人でも多くのやる気を持った人材を仲間に迎え入れたい、と思う。労働組合の主催だから、企業主催の説明会とは違って、いいことばかりではなく、わたしたちの仕事のマイナス面もさらけだすよう努めている。
 フォーラムは①報道②制作・編集③営業・ビジネス-の3部構成。ことしは民放労連の協力も得て、テレビ業界からもパネラーに参加してもらった。わたしは、報道のセッションの進行役を務めた。パネラーには朝日新聞・経済部、毎日新聞・社会部、テレビ東京の記者3人。それぞれに日常の仕事ぶり、嬉しかったことやつらいことなどを話してくれた。まとめでは、わたしから学生たちに「必要だと思ったら見知らぬ人の家に夜行き、ピンポーンと呼び鈴を押すこともある。なぜなら情報を持っているのは『人間』だから。人と会い、話を聞き出すのが記者の仕事」と話した。さて、学生たちはどんな風に受け止めてくれただろうか。
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by news-worker | 2005-11-28 09:00 | 新聞業界への就職  

マスコミ4単産就職フォーラム

 以前にも少し紹介したが、新聞労連と出版労連、全印総連(印刷)、広告労協のマスコミ関連4団体が、これから就職活動を迎える大学生らを対象に11月27日(日)に共催する「就職フォーラム」の概要が固まってきた。既に申し込みの受け付けも始まっている。新聞労連のHPにも応募要領を掲載しているので、興味のある方は参照を。参加費は1500円。
 フォーラムの趣旨は、マスコミ関連産業の職場と仕事の具体的なイメージをつかんでもらうことにある。仕事選びの上でのミスマッチを防ぐために役に立てれば、ということだ。そのためには、華やかさばかりではなく、新聞記者で言えば長時間労働の実態や、既存メディアが記者クラブをはじめ厳しい批判を浴びていることなども知ってほしい。その上で、なお飛び込んでみたいと思う若い意欲的な人材がわたしたちの仲間になってくれるなら、新聞の将来にも少しは明るい見通しを持てることができるのではないかと思う。
 2月には新聞労連単独で「新聞産業就職フォーラム」を開催する予定だ。昨年度は、参加者の中から何人か大手メディアへの内定者も出た。みな、来春の就職を前に、それぞれが自分の目標を見つけようと生き生きと今の時間を過ごしている。11月のフォーラムでは、彼らからも後輩へ激励の言葉を語ってもらう予定だ。
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by news-worker | 2005-10-18 18:43 | 新聞業界への就職  

マスコミ単産合同就職フォーラム

 新聞労連、出版労連、広告労協、全印総連(印刷)のマスコミ関連4単産で、11月27日に就職活動の大学生を対象にした合同就職フォーラムを開催することになり、昨夜、第1回の実行委員会を開いた。昨年は230人の学生が参加。その後、新聞労連単独の就職フォーラムも開催した。参加者の中から大手新聞、通信各社に内定者が出ている。
 合同フォーラム開催の趣旨は、第一に実際の仕事や労働条件をリアルに知ってもらうこと。入社試験対策のノウハウを伝授する場ではない。新聞の場合、とりわけ記者職では長時間過密労働が恒常化していること、ジャーナリズムの観点から厳しい批判も受けていること、それらはそれぞれ労働組合の課題でもあること等々を学生の皆さんに知ってほしい。「マスコミ」のイメージの華やかさへの漠然とした憧れだけではなく、実際の仕事、やりがいや苦しさも知った上で、それでも「この仕事をやりたい」と思う若い人を1人でも多く仲間として迎え入れたいと、わたしたち労働組合としても考えている。
 フォーラムは大きく報道(新聞)、編集・制作(出版)、広告・営業の3つのセッションを設定し、それぞれ第一線で働く組合員にパネリストとして登壇してもらい、パネルディスカッション形式で行う。企業の会社説明会では決して聞けない、労働組合ならではの内容だ。
 11月27日午後0時半から5時まで、東京・西新宿で開催する。参加費は1500円で事前の申し込みが必要。近く新聞労連のホームページにも開催要項を掲載する。
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by news-worker | 2005-09-10 09:01 | 新聞業界への就職