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「しんけん平和新聞」第2号

 新聞労連は戦後60年の昨年8月、1945年8月15日の敗戦や沖縄戦、広島、長崎の原爆投下を今日の問題意識で〝報道〟した「しんけん平和新聞」の創刊号を発行した。その第2号が昨日(28日)完成した。
c0070855_7465844.jpg 今回は1947年5月3日の日本国憲法施行がテーマ。在京の加盟労組組合員を中心に編集会議では、戦争放棄のみならず戦力不保持を定めた現憲法の先進性と価値を伝えようと議論が続いた。現憲法が保障している「言論・表現の自由」が危機的状況にきていることも伝えようと、1987年の朝日新聞阪神支局襲撃事件から今日の「ビラまき逮捕」事件の続発、共謀罪の国会上程までを特集したページもある。
 全国の新聞労連加盟労組には昨日、発送した。一般の希望者にもお分けしたい(創刊号と同様にカンパをお願いすることを検討している)。詳しくは新聞労連ホームページへ。
 新聞労連ホームページ・トップ
 同上「『しんけん平和新聞』第2号が完成」
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by news-worker | 2006-04-29 07:54 | 平和・憲法  

共謀罪がついに審議入りへ

 「共謀罪」がついに衆院法務委員会で21日から審議入りすることになった(共同通信の記事)。民主、共産、社民は反対の方針だが、昨年9月の改選を経た衆院の議席状況のもとでは、与党の強行採決すら危惧される。
 このブログでも共謀罪については何度か書いてきたが、「共謀=犯罪行為の実行以前=人間の内面」を処罰、取り締まりの対象にするものであり、言論、表現、集会、結社の自由など、憲法が保障する数々の権利と真っ向から衝突する。伝えられる与党修正案によっても、適用される団体の範囲は明確ではなく、その気になれば無制限に適用が拡大されていく恐れがある。

 先日の横浜事件・再審判決で注目された治安維持法は、かつて日本の戦争国家体制の中で、言論弾圧に猛威をふるった。日本社会がモノが言えない社会に明確に変容していったのは、1931年の満州事変以後かもしれないが、治安維持法ができたのはそれより以前の1925年だ。
 このことを歴史の教訓として受け止めなければならないと思う。今、共謀罪の成立を許してしまえば、将来に必ず禍根を残す。日米の軍事一体化、憲法・教育基本法の改悪と同時並行で、共謀罪新設の動きが進もうとしていることの意味は大きい。
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by news-worker | 2006-04-19 10:03 | 平和・憲法~共謀罪  

米沢9条の会

 昨日(13日)は、山形県米沢市で「憲法9条を護る米沢市民の会(米沢9条の会)」の総会に呼んでいただき、「戦争で最初に犠牲になるのは真実」という題で講演をさせてもらった。ことし1月に、山形県平和センターの学習会で講演したのを聞いていた米沢9条の会のメンバーの方がおり、あらためて声を掛けていただいた。
 わたしがいちばん話したかったのは、戦争をする国の社会では、必ず自由にモノを言うことができなくなるということ、だからメディアは「表現の自由」「知る権利」を脅かす動きには、だれよりも敏感でなければならない、ということだ。このことは、イラク戦争や61年前までの日本のことを考えれば、自明と言ってもいいと思う。
 しかし、現実には、今や「共謀罪」新設の動きや、いわゆる「ビラまき逮捕」事件の続発など「表現の自由」「言論の自由」「知る権利」は危機的状況なのに、そのことに対するメディアの危機感は薄い。このままでは、日本のメディアは戦争を止めることができないかもしれない。
 他産業の労働組合の集会や、市民集会に呼ばれると、わたしは「『ひどい』と思った記事には抗議をしてください。でも『これはいい記事だ』と思ったら、ぜひ新聞社に激励の電話を。それが現場で働いている記者の何よりの励みになります」とお願いしている。きのうも講演の最後にお願いした。メディアは、その中で働いているわたしたちと、わたしたちが発信している情報の受け手である読者や市民とがつながっていかないと変われない、と思う。

 講演後は、米沢9条の会の皆さんと懇親会で色々とお話しさせていただいた。楽しい時間だった。会は昨年3月に、護憲を掲げる社民、共産、新社会の政党3党と、市民団体5団体を中核に結成。しかし、その以前に6年間にわたって、前身となる「憲法9条を護る米沢市民集会」の活動があったといいう。地域に根ざした〝一点共闘〟の運動を持続させている米沢の皆さんに、深い敬意を覚えた。皆さんと接して、元気と勇気を分けていただいたような気がしている。ありがとうございました。

 米沢は米沢牛が有名だが、江戸期の名君上杉鷹山公でも知られる。上杉家はどんなに苦しい時でも、決して家臣をリストラしなかったと聞いた。そういう歴史を市民が誇りに思っている。今日は東京でスケジュールが入っており、残念ながら朝の山形新幹線で帰京したが、次の機会にはぜひともゆっくり歩いてみたい町だった。
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by news-worker | 2006-04-14 18:37 | 平和・憲法  

新入社員の皆さんへ~労働組合に入ろう

労働組合は何のためにあるのか
 わたしたち一人ひとりは、会社の中や職場の中では弱い存在だ。会社から理不尽な命令を受けても逆らえない。残業しても残業手当が出ないかもしれないし、入社前に受けた説明と違って、意にそぐわない仕事を押し付けられたり、行きたくない職場に異動させられるかもしれない。そうなっても、文句も言えないし、逆らったら解雇されることだってある。だから、弱い立場のわたしたちは、団結することで会社と対等の立場に立ち、わたしたちの働き方を、わたしたち自身も加わった場で決めていく。それが労働組合だ。

労働組合は何によって守られるのか
 憲法28条はいわゆる労働三権を保障している。団結権(労働組合をつくる権利)、団体交渉権(使用者と交渉する権利)、団体行動権(ストライキなど)。その上で、労働組合法など、働く者の権利としての労働組合を保障する諸々の法律が定められている。

労働組合は何をするのか
 組合員の要求をくみ上げ、会社に提出して交渉し、要求を実現させる。賃上げによって組合員の生活を守り、労働条件の向上によって、組合員の健康を守る。そうすることで、わたしたちはわたしたちの仕事が社会に負っている責任を果たすことができる。だから、会社が法令違反や反社会的な行為をしているのなら、わたしたちはそれを見逃すわけにはいかない。

労働組合はなぜ戦争に反対し、平和を求めるのか
 戦争になれば、戦場に行って殺し殺され合いをさせられるのはわたしたち自身。たとえ、わたしたち自身が戦場に行かずに済んでも、わたしたちの仕事が戦争遂行を支えることになれば、わたしたちは殺人行為に手を貸すことになる。そうなれば、わたしたちは自分の仕事に誇りを持てない。社会に貧困がはびこり、貧富の差が広がって矛盾が増大すれば、戦争が引き起こされることは歴史が示している。そうならないために、働く者の生活と地位の向上が必要であり、労働組合が重要な役割を担う。

労働組合はだれのものか
 労働組合は、労働者であれば、だれもが等しく手にできるはずの権利。しかし、社会には、入りたくても入れる労働組合が身近にない人たちが大勢いる。身近に労働組合があるのなら、あなたは幸運だ。労働組合に入ったら、次は労働組合という権利を手にしていない人たちが、どうやったらその権利を手にできるのか、そのためにわたしたちが何をすることができるか、考えなければならない。それもまた団結であり、連帯だ。

 さあ、労働組合に入ろう。
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by news-worker | 2006-04-06 01:40 | 労働組合