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本ブログの運営を休止します

 お知らせです。
 このエントリーをもって、本ブログの運営を休止することとした。
 昨年春、このブログを開設したのは、既存メディアの労働組合運動に専従活動家として身を置いている自分自身が、自分の活動や新聞労連の活動を紹介しながら、ネットと既存メディアのかかわりを考えていきたいと思ったことが理由だった。同時に、閉鎖的なメディアの内側にいて、日々働いている同僚たちや記者たちの苦悩や悩みも少しでも紹介し、メディアの内側にいるわたしたちが読者・視聴者・市民の方々と一緒に既存メディアの今後を考えて行くことの一助になれば、とも考えていた。実名での運営は、やるからには新聞労連という社会的存在の団体の責任者として当然のことだと考えた(昨年4月のエントリー)。
 ことしの7月に新聞労連委員長を退任し、8月には原職場に戻った。そのころから、このブログをどうするか考えていた。9月いっぱいでMIC(日本マスコミ文化情報労組会議)議長職も退任したことで一つの節目が訪れている、と今は感じている。
 このブログを通じて多くの方々からご意見をいただいたことに感謝している。本当にありがとうございました。
 ここまでの活動の記録の意味で、過去のエントリーは閉鎖、削除はせずに残しておく。トラックバックは可能だが、コメント欄は閉鎖することとした。個別のご連絡はメールでお願いしたい。
 わたし自身の立場がまた変わることがあるかもしれない。そのときには、この「ニュース・ワーカー」の運営を再開したい。

*ブログ開設以来、きょう午前11時現在までの来訪者は、exciteのカウンターでは58601件を記録した
*連絡用のメールアドレスは「自己紹介とブログ運営方針」を参照されたい
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by news-worker | 2006-10-28 11:13 | 身辺雑事  

MIC定期総会の報告

 9月30日に開かれた日本マスコミ文化情報労組会議(MIC)の定期総会の報告。わたしが所属する共同通信労組の機関紙に掲載されたレポートを、同労組執行部の了解を得て転載する。一部を加筆修正しているが、MICの活動ぶりもお分かりいただけると思う。
労働組合は平和のための権利
 新聞労連をはじめ民放労連や出版労連など、マスコミ関連や文化、情報産業の単産(単位産業別組合)でつくる日本マスコミ文化情報労組会議(略称MIC=ミック)の第45回定期総会が9月30日、東京・お茶の水の全労連会館で開かれ、筆者(美浦)が2年間務めてきた議長職を退任、新議長に新聞労連委員長の嵯峨仁朗さん(北海道新聞労組)ら新執行部を選出した。総会では、「労働組合は平和のための権利」として、「労働組合という権利を広め、そして高め、働く者の権利の侵害を許さず、自由にモノが言える社会を守り、憲法改悪と戦争を許さないために、広範な連帯と共同の先頭にわたしたちMICが立とう」とする2007年度の運動の基本方向を採択した。
 MICに加盟しているのは新聞労連、民放労連、出版労連、全印総連(印刷)、映演共闘(映画演劇)、映演労連(同)、広告労協、音楽ユニオン、電算労(IT関連)の8産業9団体。組合員数は計6万人余に上る。1963年発足のマスコミ共闘が前身で40年以上の歴史を持ち、最大組織の新聞労連委員長が議長を務めるのが慣行になっている。「MIC」の略称はマスメディア(M)、情報(I)、文化(C)にちなむ。
 近年は「NO WAR!MORE JUSTICE!(平和と正義のために)」をスローガンに掲げ、平和と憲法、争議支援などを中心に活発な活動を展開。春闘や秋年末闘争(冬季一時金闘争)では、決起集会や争議組合支援行動のほか、出版社や印刷業者が集中する神保町地区の昼デモ、銀座の夜のデモ行進が恒例となっている。憲法改悪反対の取り組みでは日本ジャーナリスト会議(JCJ)と共同で昨年4月、WEBサイト「憲法メディアフォーラム」を立ち上げ、インターネット上で情報発信を続けている。
 国際交流にも力を入れており、一昨年10月にスイス・ジュネーブのILO本部で開催されたメディア産業などの国際会議に筆者ら3人を日本の労働側代表団として派遣。韓国の全国言論労組とは2年に1度、日本と韓国で交互にシンポジウムを開催しており、戦後60年の昨年は8月15日を挟んでMICの代表団40人余がソウルを訪問し、韓国のマスコミ労働者と交流を深めた。
 MIC定期総会では、執行部が1年間の活動を報告し新年度の運動方針を提起。討論では各団体から計27人が登壇した。
 教育基本法「改正」を当面の最重点課題に掲げ、憲法「改正」も公言してはばからない安倍政権の発足に対し、対抗して労働運動として平和と憲法を守る取り組みの強化を訴える発言が相次いだほか、解雇の金銭解決や労働時間規制の撤廃が焦点になっている労働契約法制論議、労働組合の組織拡大と非正規雇用の労働者の支援と組織化、労働組合の経営監視機能、メンタルヘルスの取り組みなどをめぐって活発な発言が続いた。 
 MIC総会の討論を振り返って、筆者の印象に残っているのは、団塊世代の大量退職(いわゆる「07年問題」)を控えている中で、若手組合員に対する労働組合の求心力の低下を指摘した発言だ。
  「今の若い人たちは、労働組合にうさん臭さを感じている。一方で、賃金や労働条件は会社が善意で用意してくれていると思っている。事実はそうではない。わたしたちの労働条件の一つひとつは、組合が職場の要求を吸い上げ、会社と交渉し勝ち取ってきた。組合が果たしてきたそうした役割が、組合員の意識の中に引き継がれていない」。
 この2年間、単組も含めれば計3年間、組合専従職にあった者として、内心じくじたるものを感じている。同時に、職場の一人ひとりが参加する労働組合運動をどう再構築するのかが、今や最大と言ってもいいわたしたちの課題になっていることを痛感している。
(参考)
MICホームページ
http://www.union-net.or.jp/mic/
憲法メディアフォーラム
http://www.kenpou-media.jp/

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by news-worker | 2006-10-08 00:33 | 労働組合  

自己紹介とブログ運営方針(2006年10月改定)

管理人自己紹介
 美浦 克教(みうら・かつのり) 1960年福岡県生まれ。1983年に共同通信社に入社。2004年7月から06年7月まで日本新聞労働組合連合(新聞労連)中央執行委員長。04年10月から06年9月まで、日本マスコミ文化情報労組会議(MIC)議長。
 個別のご連絡はメールでお願いします。katsunori1@hotmail.com

 新聞労連は、朝日、読売、毎日など大手一般紙や地方紙、共同、時事の両通信社や専門紙など全国の新聞関連の労働組合が80余り集まった日本の新聞産業で唯一の産業別労働組合です。詳しくは新聞労連のホームページをご覧ください。
 MICは新聞労連のほか民放労連や出版労連など、マスコミ関連の8産業9団体でつくる共闘組織です。詳しくはMICホームページへどうぞ。

このブログについて
 このブログは、わたし美浦克教が、新聞をはじめとするメディアとジャーナリズムの問題、あるいは労働組合運動について思うところ、感じることを表現しながら運営していきます。このブログで発信することはわたし個人の見解、考えであり、新聞労連や勤務先の共同通信社など、いかなる組織の見解をも代弁するものではないことを表明します。

 本ブログの趣旨やエントリーの内容とは無関係など、迷惑行為であることが明らかなトラックバックやコメントは、管理者の判断で削除することがあります。
 真摯な議論のためのトラックバック、コメントは歓迎です。

 インターネット上の意見交換のルール、エチケットはわきまえていきたいと思いますが、技術的に未熟ですので失礼があるかもしれません。ご容赦願います。


(2006年10月28日加筆修正)
 このブログは、わたし美浦克教が、新聞をはじめとするメディアとジャーナリズムの問題、あるいは労働組合運動について思うところ、感じることを表現しながら、2005年4月から運営しました。労組役員を退任したのを機に、06年10月28日をもって休止することとしました。
 トラックバックは可能ですが、本ブログの趣旨やエントリーの内容とは無関係など、迷惑行為であることが明らかなトラックバックは、管理者の判断で削除することがあります。
 コメント欄は10月28日をもって閉鎖しました。

「食日記」独立しました
 本ブログ「ニュース・ワーカー」に当初設けていた「食日記」のカテゴリーは別ブログに独立させました。「一生の食事回数には限りがある」へどうぞ。
 「ニュース・ワーカー」の過去エントリーはそのまま残します。
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by news-worker | 2006-10-02 22:17 | 自己紹介とブログ運営方針  

職場に復帰しました

 2年間の労働組合専従を終え、今日から共同通信社会部の職場に戻った。きょうは、仕事に必要なスキルや知識のあれこれを、2年の間にすっかり忘れてしまっていることに否応なく気付かされた。しばらくは習熟運転が続く。
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by news-worker | 2006-08-16 22:21 | 身辺雑事  

被爆61年目の広島

 4日から広島に来ている。原爆投下からことしは61年目。8月6日は3年連続で広島で過ごしていることになる。きのう(5日)は、ドキュメンタリー映画「Marines Go Home」の藤本幸久監督らをゲストに招いて、日米軍事一体化と平和憲法をテーマに、日本マスコミ文化情報労組会議(MIC)のフォーラムを開催した。戦争には加害と被害があるとすれば、日本はもはや〝加害者〟になりつつあるのではないか-。そんなことを感じる刺激的な議論が展開され、充実した内容となった。詳細は後日、あらためて報告したい。フォーラムの途中からは、韓国の新聞、放送、出版労働者らの単一組合である全国言論労組(NUM)の代表も合流し、日韓のマスコミ労組交流も続いている。
 きょう(6日)はMICフォーラムの参加者、NUM代表団とともに、朝8時から平和記念公園で開かれた平和記念式典に参列した。中国新聞の号外によると、広島市は参列者4万5千人と発表している。
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 平和宣言で秋葉忠利市長は核廃絶が進まない状況を指摘しつつ「迷える羊たちを核兵器の呪縛から解き放ち、世界に核兵器からの自由をもたらす責任は今や、私たち世界の市民と都市にあります。岩をも通す固い意志と燃えるような情熱を持って私たちが目覚め起つ時が来たのです」と述べ、日本政府には「核保有国に対して『核兵器廃絶に向けた誠実な交渉義務を果せ』と迫る、世界的運動を展開するよう要請します」と注文をつけた。

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by news-worker | 2006-08-06 15:51 | 平和・憲法  

2年前のメモ

 職場復帰に備えて、書記局の執務机を夜中までかかって片づけた。2年前、新聞労連委員長に就任した当時に、初めての中央執行委員会に備えてまとめた「新聞労連は何をするか」とのタイトルのメモが出てきた。
 合理化対策、賃金制度、命と健康、平和・憲法・ジャーナリズムなど新聞研究等々。「別会社への対抗軸」。これはいまだ道半ばかもしれない。「組合の作り方のマニュアル化」。これは「権利を手にするために」とのタイトルで、理念を明確にした冊子をつくった。「長時間労働に対する職場の意識改革」。これはこれからの自分自身の課題でもある。そして「平和憲法の何を守っていくのか、なぜ守っていくのか」「積極的に市民集会を」。運動方針を明確にして、それなりのものを残したというささやかな自負の半面、実践はまだまだ、という忸怩たる思いも残る。
 この2年間にやり残したことを、今度は現場でひとつでも多く実践していきたい。
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by news-worker | 2006-07-31 22:02 | 身辺雑事  

退任

 25-26日の両日、新聞労連の第108回定期大会が東京都内で開かれた。議事の最後(26日)の役員改選で、わたしは2年の任期を終えて新聞労連委員長職を退任した。これまで多くの方に支えていただき、ここまで来ることができた。本当にありがとうございました。

 さて、大会の冒頭あいさつでは、新聞産業の労働運動は2つの側面から存在意義と責任が問われている、という趣旨の話をした。
 ひとつは「新聞」というメディアを守っていく責任だ。新聞はかつて戦争遂行に加担した。そのことへの反省から戦後の新聞労働は出発した。だから、新聞の労働運動の究極の目的は、戦争を止めることができる新聞を守っていくことだ。そのためにこそ、わたしたちは「労働組合」という権利を行使して、わたしたち自身の生活と、いのちと健康を守っていかなければならない。
 2つ目は「労働組合」という働く者の固有の権利を拡大し、高めていく責任だ。この権利をいまだ手にできていない人たち、とりわけ非正規雇用の人たちにも広げていかなければならない。その努力を不断に重ねていかなければ、やがてはわたしたちが今、手にしている権利すら守ることができなくなるだろう。これは全下野新聞労組の争議の総括を踏まえた教訓でもあるし、「格差社会」が指摘されている今日、新聞産業に限らず、労働組合であれば等しく負うべき責任でもあると思う。
 以前にも紹介したが、ことし5月、宮古毎日新聞労組と下野新聞の印刷別会社(下野印刷労組)が相次いで発足した。ともに、組合員資格を正社員に限定していない。雇用形態の違いや労働条件の差異を乗り越えて、同じ働く仲間として一緒にやっていこうとしている。この2つの組合は、新聞労連の新たな挑戦でもあると思う。

 労組専従を離れ、職場に復帰するのは8月中旬の見通しだ。ただし、9月30日までは日本マスコミ文化情報労組会議(MIC)の議長職は継続する。

 *新聞労連の委員長職退任に伴い、本ブログの主旨説明などを加筆・修正した
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by news-worker | 2006-07-27 04:54 | 身辺雑事  

あすから定期大会、そして退任

 きょう(24日)は新聞労連の中央執行委員会、あす、あさっては定期大会が開かれる。この定期大会をもって、2年間の新聞労連委員長の任期を終え退任する。退任にあたって思うこと、感じることはおいおい書き残していきたい。8月中旬には共同通信の職場に復帰する。このブログの今後のことも思案中だ。
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by news-worker | 2006-07-24 09:20 | 身辺雑事  

「権利を手にするために~労働組合づくりの手引き」

 間もなく新聞労連委員長の任期を終える。今週、7月25-26日に開催される定期大会で退任する。2年間の任期を通じて、自分なりに力を入れて取り組んできたことの一つに、労働組合の組織の強化、拡大がある。単に組合員数を増やす、ということではない。正社員だけでなく、契約社員や派遣社員など不安定な雇用形態の人たちも含めて、「労働組合」という権利を手にできていない人たちに、この権利をどう広げていくのか、という意味での「強化」「拡大」だ。「組織」の強化、拡大は同時に「権利」の強化、拡大でもあると考えてきた。印刷別会社化など経営側の合理化政策と表裏一体の課題でもある。
 全下野新聞労組の争議のように、労働条件の切り下げを飲まされ、労働者の権利を守りきることができなかった苦い出来事もあった。わたしたちの主張が裁判所に受け入れられなかったことの背景には、わたしたち自身の「権利」への感覚のマヒがあったかもしれないと、今は考えている。どこかに「勝ち組労働者」の驕りはなかっただろうか。わたしたちが享受している「権利」を、他の人にも広め、そうすることで権利を高める運動をわたしたちは疎かにしていなかっただろうか。実際に、未組織の新聞社従業員の方から「新聞労連は勝ち組労組の集まりだと思っていました」と聞かされたこともある。
 わたし自身のそんな思い、反省も込めて、労働組合づくりのマニュアル冊子を新聞労連でつくった。タイトルは「権利を手にするために~労働組合づくりの手引き」。25日からの定期大会にあわせて、加盟の各労組に配布する。一般の方でも、興味のある方にはお譲りしたい。

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by news-worker | 2006-07-23 11:00 | 労働組合  

定期大会のシーズン

 7月に入って、労働組合はどこも、年に1回の定期大会のシーズンを迎えている。新聞労連でも地方ブロック組織が相次いで定期大会を開催。きょう(10日)は近畿地連の定期総会が大阪市で開かれ、わたしも出席した。
 進行は大抵はどこも同じ。1年間の活動の報告、これから1年間の運動方針ときて、最語に新執行部の選出となる。この1年、苦楽をともにしてきた地連委員長らが退任し、次の人と交代していく。
 新聞労連の定期大会も今月25-26日に開催する。新聞労連の役薦活動、つまり役員選考については、去年の今ごろのエントリーでも触れたが、もはや在京の大手紙労組からの選出だけでは間に合わなくなっており、わたしの後任の委員長は、ブロック紙から選出される見通しだ。
 わたし自身の任期は残り2週間。悔いが残らないように全うしたい。
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by news-worker | 2006-07-11 02:47 | 労働組合