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はや春闘準備

 各労働組合では、年末一時金などの秋年末闘争が終わったばかりだが、産別組合の本部では、早くも06年春闘の準備が本格化している。新聞労連でも、加盟組合の書記長や賃金対策の責任者に参加してもらう春闘討論集会を来週13-14日に行う。目下、その場に提案する春闘方針案の原案作りに追われている。
 個人的には、06春闘での労働組合の課題は「格差拡大社会にどう歯止めをかけるか」ではないかと考えている。「勝ち組」「負け組」が流行語として定着したご時勢。労働組合は権益にしがみつくのではなく、働く者の権利の拡大を通じて、格差の広がりに歯止めをかけなければならない。賃上げ、ベアを勝ち取ることはもちろん重要だが、その交渉主体である「労働組合」という権利を、どう未組織の労働者に広げていくかもまた既存の労働組合に問われている。そのことを春闘方針案にどういう表現で盛り込んでいくか、目下格闘中だ。

by news-worker | 2005-12-06 23:56 | 身辺雑事  

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