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新聞業界への就職フォーラムが終了

新聞業界への就職フォーラムが終了_c0070855_1053416.jpg 4日は新聞労連の「新聞業界就職フォーラム」。これから就職活動が本番を迎える学生向けに、新聞記者の仕事をリアルに知ってもらい、就職してみて「こんなはずじゃなかった」と退職する〝ミスマッチ〟を防ぐのに役立ててほしいというのが狙いだ。厳しさも承知の上で「それでも新聞の仕事に就きたい」という意欲にあふれた若者を応援し、わたしたちの仲間に迎えたい。
 フォーラムは朝10時から夕方5時半までびっしりの4部構成。第1部は「大手紙」で、朝日・生活部、毎日・社会部、読売・経済部、日経・産業部、共同通信・外信部の記者5人をパネラーに迎え、日々の仕事ぶりとやりがいなどを話してもらった。第2部は「ブロック紙・地方紙」でパネラーは北海道新聞、東京新聞、下野新聞、琉球新報から、第3部は「スポーツ紙、専門紙」で報知、デイリースポーツ、日刊工業、繊研新聞からパネラーを招いた。
第4部は、昨年のフォーラムに参加し、その後、めでたく新聞社への内定を得て今春、記者になる学生ら3人の座談会。こちらの方は、エントリーシートの書き方や面接などへの具体的なアドバイスが豊富で、これから就職活動の学生たちにはいちばん役に立ったかもしれない。
 学生の参加は約80人。ことしで3回目だが、年々応募者が減っている。新聞が就職先として魅力が低下しつつあるということだろうか。学生にはフォーラム終了後、アンケートもお願いした。おおむね好評。なかには「新聞への志望度」が「大幅に下がった」と記入した学生がいたが「フォーラムは非常に有意義」と書いてくれているから、仕事選びのミスマッチの防止という意味で、役に立ったのだと思う。
 全国紙だけでなく、地方紙や専門紙をきめ細かく紹介した点も好評だったようだ。特に第2部のパネラーの皆さんは、それぞれに話の内容、学生への訴えかけが具体的ではっきりしており、学生たちも感銘を受けた様子だった。

by news-worker | 2006-02-05 10:55 | 新聞業界への就職  

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